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2010年9月

2010年9月27日 (月)

日本・ベトナム学生交流会

財団法人学生サポートセンター主催の日本・ベトナム学生交流会に出てきました。

学 生サポートセンターでは、10年ほど前からベトナムの学生さんを日本に呼んで、日本の大学などを見てもらい、日本の学生と交流するプログラムを展開してい ます。 ことしは、ハノイ工科大学のBui Van Linh先生を団長に約40人のベトナム人学生が来日し、今週いっぱい、東京、京都、大阪で大学を訪問します。

きょうの交流会は、青学会館で開かれ、東京地域の大学生や大学の関係者が参加してました。

交流会の中では、ベトナムの学生さんたちがベトナムの歌を元気よく歌う一幕もありました。

何人かのベトナムの学生さんと話したところ、

・機会があれば日本には留学したいが、日本留学は費用がかかる

・ベトナムの学生にとって魅力的な留学先はヨーロッパ、特にドイツ(学費が安い)

など聞けました。

日 本に来ている留学生約13万人のうち、最大は中国からで約8万人、これに韓国、台湾と漢字圏の国が続きます。 第4位はかつては、タイとかインドネシアで したが、最近はベトナムから日本への留学生が急成長して、ベトナムが第4位です。 去年には、初めての日本とベトナムの大学長会議が始めて開かれ、つい先 ごろには、ベトナム国家大学ハノイ校の中に、日本の全大学が共同で使える現地拠点を京都大学が設置しました。 

経 済的な問題だけでなく、学業後の就職なども含めて、優秀な国際学生に魅力的な受入環境を整えていかねばなりません。 組織の元気さには構成メンバーの多様 性が不可欠です。 大学も企業も、日本人だけでやっていく時代は終わって、様々な文化背景の人材を受け入れ、mono-cultureからは出てこない新 しい価値を創りだしていくときでしょう。 

留 学生との交流のボランティア活動をやっているという日本の学生さんも参加していました。  これは大変いいことで、どんどんやってくださいと激励しました。 日本留学を経験した人からは、日本人学生とよく交流できずに残念だったという声も聞き ます。 せっかく日本に来たのなら、日本をよく知ってほしい。 また、日本の学生さんにも、身近に留学生がいるのなら積極的に付き合って、同じ年齢の世界 の仲間が何を思い、どうしようとしているのか知って、自分たちのことを顧みてほしいし、まずはプチ(pettite)異文化体験をして、外国に出て行くこ とに尻込みしないようになってほしい。

 

今回来日されたベトナムの学生さんが、安全かつ有意義に日本滞在を過ごされることをお祈りします。

2010年9月26日 (日)

「ウェブで学ぶ」を読みながら

黒川清先生のブログで薦められていた、梅田望夫/飯吉透の「ウェブで学ぶ-オープンエデュケーションと知の革命」を読んでます。

紹介されているMITのOpenCourseWare(OCW)などを実際に見てみました。 世界で最初にこういうことを思いついて、やってしまうところがすごい! それも授業に自信があるからでしょう。 全世界で多くの人に使われている英語での授業だからというのもあるでしょう。

飯吉先生によれば、OCWを主導した当時の学長のCharles Vest氏は、最近では、Meta-Universityという概念を提唱しているそうだ。 グローバル化する世界で、大学、高等教育はどうしていけばいいか、とても大きなスケールで考えておられる。 

翻って、日本の大学、高等教育の議論はどうも内向きと感じる。 外国の大学が何に悩み、どう取り組んでいるか、かれらのagendaは何かなど、もっと知らねばならないと感じる。 

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