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2010年10月21日 (木)

国立大学医学部長は全員男!

きょうは、滋賀県大津で、滋賀医科大学を幹事校として開催された国立大学医学部長会議に行ってきた。

今回は第90回だが、初めてパネルディスカッションを行うというので、出てきた。

医学部は6年制教育ですが、大体最後の2年間は、大学病院で実際に患者さんのところに行って、臨床の研修をしている。それに加えて、卒業し、かつ、医師国家試験に受かると、法律の義務として2年間の卒後臨床研修がある。

さらに、お医者さんの世界では、○○科の医者ですと名乗れるようになるには、それなりの研鑽を積んで、学会の認定などを受けなくてはならない。

そうこうしているうちに医療技術は進歩するから、それに追いつき、追い越すための研鑽もしなければならない。あらゆる職種の中で、これほど、現業やりながら、最新の知識を仕入れ、最新の技術を学び使えるようにならなけらばならないのはないんじゃないだろうか。

きょうは、一番最初にやる、学部段階での研修とそれ以降の研修の連携というのがテーマ。

大体一人の人間に対する研修・研鑽なんだから、研修する側がばらばらでやっていては、研修受けてる側がうまく育っていかないだろう。そこで、当然連携が必要になる。

私と厚生労働省意思臨床研修推進室長の田原克志さんから行政の対応を説明、医科歯科大学の田中雄二郎先生、山形大学の山下英俊先生から改善の方向性などについて報告があり、現在国立がんセンター理事長を務められ、国立大学医学部長会議の相談役をなさってくださっている嘉山孝正先生から講評をいただいた。厳しいご指摘をいただいても、いつもながら、スパッとした明快な語り口で快い。

1年間幹事校を務められた滋賀医大の馬場忠雄学長におかれてはお疲れ様でした。また、新たに幹事校に選ばれた浜松医大の中村達学長、よろしくお願いします。

ところで、この医学部長会議、国立大医学部長は全員男性した。女性医学部長が加わるのはいつの日だろう。

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