東アジアサミット高等教育協力フォーラム
14日から、中国雲南省昆明で開催された、
東アジアサミット高等教育フォーラムに出席しました。
昨年10月の東アジアサミットでの中国温家宝総理の呼びかけで開催されたものです。
午前中は、開会式。
開会式は、民族舞踊・歌謡ありで、ethinicity豊かでした。
昨晩、となりのWei Xing副書記長から聞きましたが、雲南省には
22の民族が住んでいるそうです。
午後は、参加各国の教育関係の行政官から、
東アジアサミットの枠組みでの高等教育の協力と発展について
という議題での発表が行われました。
私からは、
高木義明文部科学大臣からの祝辞を紹介した上で、
文部科学省の公式な発表として、
①最近の日本の若者の内向き指向にも触れながら、
これからのグローバル化した時代では、何をするにも国を超えて、
相互理解と尊敬に基づく、若者たちの協働と競争でやっていくんだから、
大学で異文化経験することが重要。学生・教員の交流ますます進めるべき。
②東アジア諸国では、大学制度、質保証制度、その発展状況がさまざまだから、
それを念頭において、質保証をともなって各国間で学生・教員の交流を行うには
どうすればいいか検討しなければならない。そういう場として、来年3月、
中国、韓国と共催で東京でシンポジウムを開く
という二つのポイントをを中心に発表しました。
クリアーなメッセージだと、結構好評でした。
発表を作成してくれた職員の皆さん、ありがとう。
「japan_mext_presentation.pdf」をダウンロード
開会式の基調講演でのインド パンジャブ大学副学長のSobtiさん、
午後のセッションで発表したタイ高等教育委員会事務総長のSumateさん、
マレーシア高等教育省のAlweeさんなども、
異文化交流・相互理解が重要だとしていました。
午後のセッションの議長を務めてくれた
雲南省教育庁長官のLuo Chongminさんは、
経済的価値、文化的価値など様々な価値を生み出すのは人間だが、
その人間を作るのが教育だと、きわめて端的に教育の重要性を語っていたのが
印象的です。
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