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2010年11月 7日 (日)

負けず嫌い、悔しがる

11月4日、ワークスアプリケーションズの入社3年目の若手職員の方4人と話す機会があった。

4人に共通していたのは、負けず嫌い、悔しがり屋だということ。
一方、社長の牧野正幸さんは、毎月1回全社員の集会を開き、自分の経営理念を述べるとのこと。トップの意思が全員に浸透し、一人一人が十分な裁量を持たされて、やる気もって仕事してると感じられました。

この会社、ちょっと変わった(というか、他の企業にも取り入れてほしい、innovativeな)採用をしています。

19日間のインターンをさせてみて、採用するかどうか決める。ただし、採用する場合でも、通称「採用パス」を渡して、そこから3年か5年のうちに来ればいいというもので、その間、他の会社で働いてみてもいい、ボランティアなどやるもよしというものです。

インターンは誰でも受けられるものではなくて、そこにすでに選抜がある。最近だと、申込み4万人でインターンを受けられたのは1000人、その中から200人が採用パスを獲得。インターンでの課題は、例えば、郵便局の業務改善システムを開発しなさいというもの。何を課題ととらえるか、そうれをどうとらえるか自体から、一人一人の着眼点、能力が見られるというわけです。

さらにすごいと思ったのは、この会社はできてまだ15年くらいですが、インターン生の評価は、入社後3年から10年弱ぐらいの先輩職員が行って、採用する/しないも事実上彼らが決めるということ。人事は、インターン生を最初選ぶ段階ではスクリーニングしますが、この段階ではコーディネートに徹するとのこと。

で、負けず嫌い、悔しがり屋ですが、まずは、インターン生になる、パスを得るというところから、それが原動力になったようだ。さらに、会社入ってからも、先輩に負けたくないとか、自分はもっとできるはずだという気持ちと、いい意味で合体して、一人一人の職員をどんどん向上させていると感じました。大学が文系でも、ソフト開発の仕事に就いて、先輩を見て、自分でも勉強して、プログラム言語は全部使えて、顧客が満足する仕事しているわけで。

この会社のエントランスには、Great Place to Work 2010で表彰された盾が飾ってありました。


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