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2011年1月10日 (月)

外向き胎動

去年までは、やたら、内向きだ(特に若者が)というだけで、なんでそうなのか、どうすべきなのかについてはあまり議論のなかった各紙面であったが、年明けた途端にガラッとトーンが変わったなと見ている。

つまり、外向きに活躍する実像紹介が多く行われている。日本経済新聞1月1日特集の「跳べニッポン人」朝日新聞1月3日「ひと」へのバングラのドラゴン桜こと早稲田大学の税所篤快さんの登場、朝日新聞特集「教育 あしたへ」の第9回、1月9日に登場した、ワクワーク・イングリッシュの社長でもある慶應義塾大学院の山田貴子さんなどなど、もちろん他紙の紙面でも多くのこのような、外に飛び出してって、あるいは外との強い結びつきの下に、ガンガン活動する若者の実像が報じられていた。

さらに、Twitterでフォローしている、フォローされている方のTwitをよくフォローしてみると、大学在学中に世界一周をして就活も無事終了という学生さんもいることに気付いた。現に、学部4年間のうちに1年間の留学+世界一周をして、3日間の就活で職をゲットしている学生さんもいる。就活の早期化が留学の妨げになると言われているが、そんなの関係なく留学もし、職も得られる学生さんもいるということだ。

「外向き胎動」というタイトルで書いているが、実は、われわれの気づき方が遅いのであって、胎動どころではなく、生育段階ととらえたほうがいいかもしれない。

要は、こういう学生を日本の大学、あるいは海外で学ぶ日本の学生で増えていくような環境を作ることだ。出て行けといわれて出て行くのではなく、出て行きたいな、出て行こうかなと思いつつもちょっと迷っているようなところに、出て行くといいよと一押しがあるような。そしてそれは大学の中だけでなく、企業側からも、外に出て行ってそれなりの成長があれば(もちろん、ただ行ったというだけではダメだ。)、ちゃんと考えますよ、またそういうスケジュールを考えますよというメッセージを学生に届くようにloud unisonで発していただくことが大事だろう。


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