中国大使館が中国留学経験者を招き懇親会
1月24日、中国大使館教育部主催で、日本から中国への留学を経験した方々を招いて懇親会を開催した。来賓としてお招きいただいた。
このような催しは初めてとのこと。100人を超える留学経験者が集まり、大変結束力の強さを感じた。出席者の中には、近藤昭一衆議院議員・環境副大臣(北京語言学院に留学)、菊田真紀子衆議院議員・外務大臣政務官(黒竜江大学に留学)もお見えになり、ご挨拶をいただいた。
私は、僭越ながら、乾杯の音頭をお願いされ、このような会を初めて開催してくださった孫建明中国大使館公使参事官はじめ関係の館員の皆様にお礼申し上げ、最近の中国での日本人留学生の活動、とくに1月8日の日中成人式などに触れつつ、先輩留学生から現役留学生へのご支援をお願いした。
みなさんと歓談中、突然携帯に、北京大学に留学中、北京日本人留学生社団の村松文也さんから電話が入った。村松さんは日中成人式をはじめ幾多の両国学生の友好行事の企画・推進に当たってきている。成人式が「大成功でした」と、きっぱり力強い言葉。試験も終わって一時帰国しているとのことだった。さらにその日の夜遅くには、成人式を終えての思いを綴った熱いメールが来た。村松さんの了解もいただいたので、別項で紹介したい。
さて、今回、中国留学経験者を集めるという初めての試みであったが、優に100人以上集まられた。一番早い時期に留学された方はは1976年頃。まさに中国が海外からの留学生を受け入れ始めたときだ。また、もっとも最近では昨年秋に交換留学から帰ってきたばかりという現役の学生さんも。昔留学された方でも帰国後、大使館の孫建明公使参事官(若い頃から、なんども東京勤務をされている)とコンタクトを絶やさず、また留学されていたときの日本人学生の間での絆が強く今も維持されていて、多くの方に連絡がついたということだった。みなさん、留学したのがつい昨日のことであるかのように、和気藹々と語り合っていた。
いつも申し上げているように、国と国の間のしっかりした友好関係には、トップだけの間柄ではなく、国民レベル、草の根レベルの友好関係が不可欠の土台。中国留学経験者のネットワークを、さらに多くの同期の方、年代をこえて、水平、垂直にさらに広げ、中国で築かれた中国の友人との関係も、時間が経とうとも、維持・強化していただけるよう期待したい。
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