愛校心溢れる学生ボランティア団体 明治大学生田環境デザイン部
1月25日、財団法人学生サポートセンター主催の学生ボランティア団体・学生ビジネスプランコンテスト表彰式に出席した。
財団法人学生サポートセンターは設立された平成15年以来毎年度、支援・表彰する学生ボランティア団体、学生ビジネスプランを選考してきている。平成2年度については、学生ボランティア支援を受ける56団体、学生ビジネスコンテストで表彰を受ける23作品が選考された。表彰式ではこれらの団体、作品に表彰状が授与された。
表彰式に続く懇親会の冒頭でお祝いの挨拶をさせていただいた。表彰されたことをお祝い申し上げたうえで、
・ボランティア活動、ビジネスプランの実践に取り組むみなさんは、すでに新しい公共の担い手としての取り組みを進めており、大いに心強い。
・ボランティア活動、ビジネスプランの実践などを行うと、価値観の異なる人たちとぶつかりながらも理解し合い協働する、夢を持ちその実現に向けてがんばるという経験をする。それこそが大学時代に、勉強に加えて経験してほしいこと。勉強(知)だけで頭でっかちになるのでなく、異なる価値観の理解(情)、夢の実現の情熱(意)もあわせて成長し、知情意をバランスよく育ててほしい。
・今後は、さらに励み、みんなの夢アワードや社会イノベーター公志園などにチャレンジし、大学生以外の人たちとも競い合ってほしい
ことを申し上げました。
懇親会で話した表彰された学生さんの中で、たいへん愛校心にあふれている学生さんがいらした。ボランティア団体支援で表彰された明治大学生田環境デザイン部の中村勇太さんだ。
「最近はボランティア活動やってる学生さんって多いんですか?」というところから話に入った。
中村さん:生田キャンパスでは、25人です
私:エッ!? そんな少ないの?
中村さん:インカレで、イベントやったりする人は多いです。だけど、自分は、明治大学公認の団体として活動したいんです。明治大学を地域の人にもっと知ってもらいたいんです。 公認団体となるまで、きちんと活動して実績を出したり約3年かかりました。
私:大学の公認を得るのは大変なんですね。重要なことを聞かせてもらった、ありがとう。また、現役のうちからそういうふうに愛校心に溢れていていいことだね。
私などは、インカレで、たとえ一過性の活動でも、何もやらないよりはやったほうがいいと考えていたが、さらにここまで、現役の学生さんが、自分が属する大学の一構成員として、その大学の社会との関わりに貢献しようとする姿勢には、いたく感銘を受けた。
J. F. Kennedy 大統領は就任演説でアメリカ国民に、国に何をしてほしいかではなく、国のために(国民一人一人が)何をできるか考えようと呼びかけた。それと同じことが大学と大学の構成員(学生だけでなく教職員も)についても言えるのではないだろうか。
最近、中村さんのそういう気持ちをストレートに綴ったblogを発見した。みなさんもご覧になってください。
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